球速が上がったのに打たれるようになった・・・

こんなことで悩んでいる選手、指導者の方もおられると思います。


今回は、野球の技術的な話しになりますが、
・なぜ球速が上がったのに打たれるようになるのか
・どうすればMAX130㎞/hでも強豪校を抑えられるか

を解説したいと思います。










☆なぜ球速が上がったのに打たれるようになるのか
これには3つの要素があります。



①球速の平均化
②回転数の平均化
③フォームの問題  
です。





①球速の平均化
150㎞/hくらいまで球速が上がれば、高校野球では簡単には打たれないと思います。



ただ、120㎞/hのピッチャーが130㎞/hくらいまで投げれるようになると、急に打たれます。

それは、球速が高校生の平均に近づいてしまったからです。
(春の選抜でも平均球速は130㎞/hくらい、地方大会では125~130㎞/hくらいでしょうか)


自分の中では少し球が早くなっても、打者から見たら一番見やすい球になっている可能性があります。



ただこれは、ここから成長する過程であり仕方のないことです。
少し球が早くなったら打たれるようになることは認識しておかなくてはいけません。







②回転数の平均化
投手のボールの回転数が最近簡単に測れるようになっています。

高校生投手の平均回転数は1800rpmと言われています。
(私が計測している中でも平均は1800rpmくらいです)




ここで重要なのは、回転数は高いほどいいというわけではありません。


回転数が少ない投手はボールが少し沈み、ゴロアウトがとりやすくなります。
回転数の多い投手はボールが浮きあがり、空振りやポップフライで打ち取りやすくなります。



ポイントは、

回転数が少ない選手は少なくなることを、
回転数が多い選手は多くなることを突き詰める。

ということです。

少し回転数が上がるだけで平均に近づくと、確実に打たれます。


もちろん、回転軸、スピンレートなど要素は色々あるので一概には言えませんが・・・。



回転数、回転軸は簡単に計測できるので、SSKのテクニカルピッチはオススメです。
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③フォームの問題

これは簡単な問題です。
球速を上げることを目的に練習するあまり、100%の力で投げようと思ってしまいます。

MAX130㎞/hの選手の100%の力で投げる130㎞/hの球と、
MAX150㎞/h投げる選手の8割で投げる130㎞/hの球
、 
どちらが打ちづらいでしょうか?



もちろんバッターの感覚によっても違いますが、
130km/h投げてきそうなフォームで130㎞/h投げられた方が打ちやすいです。


軽く投げているように見えると球がきているように感じます。



なので、MAX130㎞/hの選手は、練習ではさらに上を目指し全力投球、
試合では8割で120~125㎞/hの球を投げていた方が打たれないと思います。






この3つのポイントから、
次回「MAX130km/hで強豪高校を抑える方法」を提案したいと思います。