足趾の筋力は体を支えるために重要です。


足の筋力が落ちると、運動連鎖により姿勢が変わってしまいます。



肩、肘の痛みが続いていた選手が、足趾の筋力が向上することで痛みが改善した例もあります。
膝のオスグット、股関節の痛みなども関連があります。



今回は体を支えるための足趾のトレーニングを紹介します。





①つま先立ちスクワット

両足つま先立ちスクワット

壁に手をついて、つま先立ちの状態をキープします。
この時に、足を90°の形でキープするのがポイントです。


この状態でスクワットをします。
体を支える足裏の筋力を向上させることが目的です。


筋力が弱い場合は、足が90°でキープできなかったり、しっかりスクワットができません。




②片足つま先立ちスクワット
片足つま先立ちスクワット


両足のつま先立ちスクワットができれば、片足で同じ動きをします。


これもポイントは足を90°にキープすることです。



バッティングやダッシュ、投球など野球の動きは片足の動きの連続がつながっています。



片足で体を支える力がないとプレーは安定しません。
この動きがぐらぐらせずに安定してできるように鍛えてください。







③つま先立ち蹴り上げ
片足つま先立ち蹴り上げ

つま先立ちスクワットができれば、そこに瞬発力をつけていきます。

蹴り上げというと上げる側の足を意識してしまいがちですが、
このトレーニングは踏ん張る方の足(写真でいうと左足)を強く意識します。




足の角度は90°をキープした状態で、股関節と膝関節を一気に伸ばしていきます。
壁を前に強く押すイメージで行うとわかりやすいかと思います。




ダッシュのスピードアップや球速アップにつながります。

できるだけ速く股関節と膝関節を伸ばすことを意識してください。







④足指・足裏のマッサージ
足趾のマッサージ

足裏の筋肉は鍛えるだけでは使えるようにはなりません。

柔らかく強い足底の筋肉が、足のアーチを作り体を安定させます。




トレーニングだけでなく、足裏の筋肉をリリースしてあげてください。


テニスボールを使うと簡単に張りをとることができます。










野球の動きにつながる足のアーチ、足趾のトレーニング。
一度試してやってみて、感覚がいい選手は続けてもらえたらと思います。